今回、Q都スタディトリップとのコラボ企画としてお声がけいただき、メタバース空間「京都館PLUS X」を利用した探究学習の授業を実施しました。

企画にご協力いただいたのは、東京都渋谷区にある原宿外苑中学校、代々木中学校の両校の生徒さんと先生たち。Q都スタディトリップとしても実験的な試みでしたが、修学旅行で京都に訪れる両校の生徒さんたちにとって、何らか発見のある時間になればとの思いでコラボをさせてもらいました。

【実施1回目:7月8日】原宿外苑中学校の生徒さんが体験
4月に京都へ修学旅行に来られた原宿外苑中学校さんに、旅後学習として京都館PLUS XでQ都を体験してもらいました。
まずは、この企画限定で特別に “Q都仕様” になった京都館PLUS Xのメタバース空間の中に、アバターとなった生徒さんたちが入室するところからスタート。
メタバース空間内を自由に散策してもらいながら、京都に関する情報に触れたり、キャラクターと会話をしてみたり、この空間に慣れ親しむ時間に。

さらに会場に散りばめられた「Q(なんでだろう?)」を発見してもらいながら、その中で特に関心をもった「Q」を選んでもらい、ワークシートに取り組んでもらいました。


【実施2回目:7月11日・18日】代々木中学校の生徒さんが体験
今度は、9月に京都へ修学旅行に行く予定の代々木中学校さんに、旅前学習として京都館PLUS XでQ都を体験してもらいました。
空間内を自由に回遊しつつ、関心のある問いを発見したり、ワークシートに取り組んだりしながら、メタバース空間を使っての学習を楽しんでもらう時間となりました。

翌週、記入してもらったワークシートが京都館PLUSXの展示空間に掲載される様子を眺めつつ、Q都スタディトリップ事務局からは京都についてお話をさせてもらいました。京都は「なんでだろう?」と思う視点を持ちながら歩いてみると面白いかもしれない、ということが少しでも伝わったなら嬉しく思います。

【実施3回目:11月27日】原宿外苑中学校、代々木中学校の生徒さんが体験
その上で、修学旅行を終えたのち、両校揃って合同での振り返りを兼ねた交流企画を京都館PLUS Xの空間上で実施しました。
参加してくれた原宿外苑中学校・代々木中学校からは、両校を代表する生徒さんからそれぞれ「京都でどのような場所に行ったのか、どのような体験をしたのか」といった話についてプレゼンテーションがありました。

⚫︎原宿外苑中学校さんの発表より(抜粋):
・着付け体験をしたり、京都の建築物・美術館めぐりなどをした。
・”日本人特有の精神性” に注目して、京都で行きたい場所を計画した班も。
・寺社の数や古いものが多く、東京ではなかなか学びとることができないような学びがあった。

⚫︎代々木中学校さんの発表より(抜粋):
・京都は清水寺、金閣寺などへ行き、奈良は法隆寺などへ行った。
・能の鑑賞体験をした。迫力がすごくてもう一度見たいと思った。
・学校に戻ってからフォトコンテストや、思い出を俳句にしてカルタにするなども。

後半は自由交流の時間を楽しみ、あっという間に終了の時間を迎えることに。

今回は実験的な機会でもあったため、当初思い描いていたことの中で今回は実現が難しかった部分もありましたが、メタバース空間を使った学び方ということの可能性を感じる時間となりました。

関心を持たれた方はぜひこちらもご覧ください。