昭和15年(1940年)に創業した太朗さん(初代)、義久さん(2代目)、達雄さん(3代目)から現社長の誠一さん(4代目)に至るまで、代々家業として受け継がれている西利は、お漬物の製造販売だけでなく次々に新しいブランドや商品を立ち上げています。そこには常に「旬 おいしく、やさしく。」を追求し、「3つの心(きめこまかな心・おもいやる心・わかちあう心)」を育み、あらゆる調和を大切にする“塩かげん”があります。
常に時代の先を見て、漬物文化を発信
伝統と職人さんの技を受け継ぐ漬物は、日本ならではの発酵(はっこう)食品の一つで、西利では従来の漬物にとどまらず、これまで培ってきた発酵食の知見と技術を活用し、食パンやスイーツ、スープなど現代の食生活を応援する新ブランドを立ち上げ、漬物を軸に健康的な食生活をトータルに提案しています。発酵漬物には、食物繊維やミネラル、乳酸菌が豊富に含まれ、細胞や腸の活動を高め、病気などにかかりにくくする免疫(めんえき)の機能を向上させる効果があります。古くから日本の風土にあった食文化として日本人の健康を守ってきたのです。

漬物の原料となる野菜は、京都を中心とした農家さんや自社直営の農場(西利ファーム)で栽培された国産の野菜を使い、何より「安心であること」を大切にしています。製造工程で出た野菜くずは、自社施設で堆肥(たいひ)に生まれ変わって野菜作りに使用されるため、ごみとして捨てられるものはほぼゼロです。西利は、今では日本でも普及している「循環型農業」に25年以上前から取り組み、それ以前にも一部商品のパッケージを、再生紙を使ったエコケースに切り替え「京都デザイン(旧メイドイン京都デザイン)大賞」を受賞するなど、環境や地域に配慮した商品づくりをしてきました。
食べ切りサイズのパック商品に加え、店頭では賞味期限が近い商品の値引き販売や漬物を使ったレシピを自由に持ち帰ることができるコーナーもあり、至るところに「食品ロス」を減らす工夫をしています。
近年海外でも和食や日本の長寿食が注目されている中、これからも世の中に求められる食のニーズに応じて挑戦を続けることで、人びとの健康と心、環境や地域を含む社会に貢献する調和“塩かげん”を目指していきます。

