オムロン京都太陽は、オムロン株式会社と社会福祉法人太陽の家の共同出資会社として設立しました。企業と福祉の両面をつなぐ役割を果たすことで、障がいがある人、健常な人、誰もがイキイキと働く姿を目指しています。
ロボットやAIなど、機械・技術の進化が目覚しい時代ですが、私たちは、人の可能性を信じ、「人視点のものづくり」にこだわり、多様な人財に挑戦の機会と場をつくり続けています。
生産性の向上も目指す ”人中心” の現場づくり
63名中、約6割の37名が障がいがある人の作業現場では、作業者の身体能力や技能、作業工程における特性などに応じたさまざまな工夫を取り入れています。例えば、障がいがある人同士で補い合って生産性を落とすことなく製造ラインに従事できる仕組みや、人ができないことや苦手なことを機械に任せる、人と機械が一緒になって製品を作製する体制などです。
そして、作業する人、それぞれの特性に合わせて、サポート機械を開発することも行っており、一般的な工場が業務視点で工程を作るのに対し、徹底的に”人視点”で現場工程を作り込んでいます。
最近では、オムロン株式会社とともに人工知能(AI)を活用して製造現場の効率化を図るシステムや工場で働く作業者の体調変化を把握するシステムの開発を進めています。このような現場づくりのノウハウを広く社会に提供し、これからも人の可能性を広げることと企業の成長の両方に貢献していきたいと考えています。