私たちは、2016年から京都市南区で、生活困窮世帯やひとり親世帯といった家庭環境に関係なく子どもたちが健全に育つための環境整備とサポートを行なっている団体です。家庭や行政、企業、関係団体等と連携し、社会的孤立を防ぐ地域づくりに力を入れています。具体的には、生きる力の源(みなもと)である食を軸とした、子ども食堂やhappiness*cafeの運営、学習支援、子どもの支援活動に関する情報発信を通して、未来の日本を支える人づくりに取り組んでいます。

2019年10月には、京都市が共催する「第1回食プロジェクトSDGs FOOD ACTION AWARDS」で最優秀賞を受賞することができ、手探りでの活動が評価され、心強い後押しとなりました。

子ども食堂の風景

地域と育む「第2の実家」

子どもの貧困だけでなく、高齢者の方への配食サービスや社会課題を抱える方々の就労支援も行なっています。子ども食堂は、さまざまな課題に気づくきっかけの場であり、引きこもりの当事者や知的障がいのある方など社会的に孤立しやすい人たちが活躍できる場所、そして、いつでも立ち寄れる「第2の実家」のような居場所にしていきたいと考えています。

今後は子ども食堂同士のつながりを深めてお互いを支え合えるネットワークをつくり、すべての人たちがフラットに個性を受け入れることのできる社会にしていきたいです。