2018年、ビジネス経験のない僧侶たちが新電力会社「TERA Energy (テラエナジー) 」を起業しました。
当時「お坊さんが新電力会社を起業」との情報がテレビに取り上げられたところ、インターネットでは賛否両論の声が溢れかえりました。中には「坊主が金儲けか、けしからん!」などのネガティブなコメントも多く見られましたが、テラエナジーはお金儲けがしたいわけでも、炎上したいわけでもありません。
もともと海上自衛官をしていた代表が、生き方を考え直したいと京都の大学院に入り、仏教思想、哲学を通して「世界の本質はぬくもりでできている」ことを学びました。 大学院卒業後は奈良のお寺で住職をしながら、京都で自殺相談に関する団体を運営。団体運営では伴走支援を続けるための収益を確保できないことが長年の課題でした。たまたま参加した仏教と環境を研究する勉強会で、事業の収益によって地域に不可欠なサービスを支えるドイツの仕組み「シュタットベルケ」のことを知り、これだ!とひらめいたのです。
そこで、4人の仲間と自然エネルギーをベースにした「寄付つき電気」を着想し、「あたたかなつながりを紡ぐ」ことを企業理念に、起業しました。
自然にも人にも優しいエネルギー
テラエナジーの電気は、①自然由来のクリーンな電気であること、②社会貢献につながる点がポイントで、お客さまが応援したい活動へ電気代の最大2.5%を寄付することで、「あたたかなつながり」を育む事業です。
今、地球温暖化を加速させるCO2を出さない、クリーンな再生可能エネルギーの活用が期待されています。2016年に電力が自由化された日本でも電気を選ぶ時代になりました。電気を選ぶことは世界を変えること。あなたはエネルギーにどう向き合いますか?